要の純然たる日記(旧館)

今は http://kanamef.sblo.jp に書いてます

屋久島トレッキング: 縄文杉

4:30から民宿から荒川登山口までチャーターしたバスで移動。一族19人での移動だけに、公共交通機関での移動には限界がある。バスの運転手さんは非常に運転がうまくて、山道でもほとんど揺れない。気分が悪くなる子供もいなかった。
6:00に荒川登山口から歩き始める。屋久島の世界自然遺産の区域を歩くにはガイドの同伴が必要だとか。ガイドさん3人に率いられて、だいたい体力順に3つのチームに分かれる。予想はしていたが雨の中、トロッコ道を延々と歩く。遅いチームに入れられていまいち機嫌の悪い娘にも引きずられて、実に暗い雰囲気。
山道に入る頃から雨は完全に上がり、あとは快適。娘も、濡れたレインコートを着なくて済むようになって機嫌が一気に直った。衣類の快適性は大事なことよね。
しかし、山道に入って早々に、娘の祖母であり今回の旅行の提案者でもある僕の母親が転んで、手首を怪我。骨折かもしれないということでここでリタイア。結局、そのまま病院に行き、骨折と診断されて宿で安静ということになった。平地では快調だったが、登りには鍛え方が足りなかった、とガイドさんに指摘されたと聞いた。
で、ガイドさんの1人は僕の母親について下山したため、ウィルソン株でチームを2つに編成しなおして再出発。ここから娘は一気に元気になる。速いチームと一緒に歩きたかったらしい。
山道とは言っても、急な坂には階段が組まれているし、子供でも大して苦労なく歩ける。なんでもさるやんごとなきお方が「縄文杉に行きたい」と言ったのに合わせて整備した道だとか。そのお陰で、へたれな娘、と書くと叱られるかもしれないので言い換えると、それほど山道を歩き慣れていない娘9歳のような人間でも日帰りで縄文杉まで行くことができる。
それでも体力では劣る娘に合わせて歩くことになるので、速度自体は上がらず、日帰り組としては最終近くとなる12:40頃に縄文杉へ。縄文杉の周囲は、根を守るために近づけず、近くに組んだ櫓から見ることになる。
そこから帰路につき、日帰りとしては最終組となる18:00過ぎに登山口まで戻る。ガイドさんにはいろいろ教えてもらえたし、ヤクシカもヤクザルも見ることができたのでみんな満足。そのまま民宿へ戻る。