要の純然たる日記(旧館)

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小川洋子『博士の愛した数学』は数学者を題材にした名小説だと思うけど、数学 (数論) そのものを題材にした小説としてはラッカーのSF『ホワイトライト』(isbn:4150109729) がぷっ飛んでる。図書館で、この『ホワイトライト』の隣に並んでいたので借りてみた。計算機科学を題材にしたSFってあんまりないんだよね。しかしこの小説も、計算機系の人でないとついていかれへんのとちゃうやろか。ヴァーチャルな (つまり抽象的な) 存在に実体を与えるとこうなるのか。しかし疲れた。次はもうちょっと楽な小説を読もう。