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• 村上龍『半島を出よ (下)』幻冬舎 (isbn:4344007603)
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V型成形爆破線、ムカデ、ショウジョウバエ。退廃と処刑。ヤドクガエルはジャングルの外では毒を持たない。
死に至らないぎりぎり周辺を描くときはものすごく饒舌ですぐ目の前で起きているように書かれているのだけど、死そのものを書くときは、どこか遠くで起きていることであるように極めてあっさりしてる。まあそういう効果なんだろうけど。

• スピッツ『旅の途中』幻冬舎 (isbn:9784344014275)
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J-Popを代表するミュージシャンであるスピッツの4人によるスピッツの歴史。書かれている内容は興味深かったのだけど、4人の文章が似通っているので、4人の共作という感じがしない。もうちょっと性格に特徴をつけてくれれば文学としても面白かったのに。