要の純然たる日記(旧館)

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堀内宗心の語りを高橋睦郎が書き起こした茶の本。堀内宗心は表千家の有力な宗匠。12ヶ月それぞれにお題を設け、そのお題に沿ったお茶の話を語る。

短編集。再読。

「邪」とされる家系に生まれた少年が父を殺したり顔を変えたり兄を殺したりする話。何か主張したいところでは、とにかく科白が長い。ページの半分以上を一つの科白で喋っちゃったりする。しかもすごく説明的で読みにくい。地の文はそんなに読みにくくないので話は分かりやすいが、じっくり読み込もうという気にならない。