2011-01-21 ■ 読書 読書 筒井康隆『筒井順慶』新潮文庫 (isbn:4101171297) 読了 短編集。筒井順慶は奈良の郡山にいた戦国武将の坊さん。明智光秀と羽柴秀吉が山崎で合戦したときに、どちらにつこうか迷っている間に勝負がついてしまって、「日和見順慶」と非難されたことで有名、なのだが、当時の戦国武将は誰だって日和見していたし、そもそも順慶はその合戦の時は戦場にいなかった、という話。 奈良に長く住んでいたけど、比較的新しい奈良の歴史(平清盛による焼き討ち以降)については詳しくないので、よく分からないネタもあった。 ちなみに、この作品はフィクション。